眼力トレーニング

みかんが小学校4年生の時、通塾をはじめてしばらくして、まったく文字が読めてないのがひどく気になり始めた。それまで、勉強という勉強はしていなかった。学校にあがってから、ピアノとそろばんだけだった。3年生からスイミングに行ったくらいだ。

そろばんはまったく身につかなかった!何日通っても、ずっと最下級といった風だ。それは私がまったくみてやらなかったからかと思っていた。もし他のお母さんのように毎日熱心に見てやっていたら、かなり動きがまずいことに気づいたかもしれない。うまく指を動かせないようだな、でもそれは単なる練習不足だろう、と思っていた。パチパチやるのは楽しいようで、喜んで通っていた。

学校の音読の宿題がたいへんだった。毎日10行ぐらい読むわけだが、2行読むのに3回くらい間違った。誤読、勝手読み、読み飛ばし。読むのに必死で、自分で読んだ文章はまるで理解できないようで、ついでに読解もやるのだが、意味がわからないようだった。

こちらが通読してやると、意味がわかるのだから、理解の能力がない、というわけではなさそうだった。もちろん、TVドラマの筋も概ね追えている。

そこで、スポーツ選手なんかがやる眼のトレーニングソフトはどうか?と思って探したところ、『眼力トレーニング』というおあつらえ向きのソフトをアマゾンで見つけた。

しかしこれは、なんとDSのソフト。中古で150円だった。DSは幸い漢検のために買っていた。それでさっそくやらせたところ、初期のテストの年齢は四十代だと出た。それで焦ったみかんは、けっこうがんばってこれをやっていた。

月曜日からはじめて3、4日ほどもたった頃、文字が読める!といって喜び出した。いままで、1ページと読み進められなかった文字だけの本が、すらすらと読み進められるというのだ。学校帰りに図書館に寄り、好きな本を見つけて読み始めた。

少年少女なんとかブック、といったようなソフトカバーの本をはじめて一冊読み通した。読字障害を克服しつつあった。ほんとうによかった。

しばらくそれを続けていたが、忙しくなって取り組まなくなった。中一になって、ビジョントレーニングの権威的な先生のところへ行って診てもらったが、そんなにひどくないということだった。

しかし、視機能と言語と、読解能力というのは密接に関係しているのではないか?と、後になって痛感した。

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