ピアノを再開したのは、中1の春。そして中2のこの春、別の先生に変わることにした。

みかんは、5歳の(小学校1年)春にピアノを習い始めた。鍵盤に指が届くようになってからはじめるのがいいと聞いていたため、一般的な年齢よりも少し遅かったかもしれない。

様々な文化に関心のある面白い先生だったが、みかんは先生を苛立たせるようだった。3年間続けたが、あまり弾けるようにならなかった。他の子は、さっさと長くて立派な曲を弾いていた。毎日1時間ずつ練習し、毎週月曜日はレッスン。発表会前の一ヶ月は、毎日4、5時間も弾いた。それでも短い曲を弾くのがやっとだった。

よく叱られて、可哀想だった。はじめは電子ピアノだったので、グランドとのタッチの差がとても大きく、そのことも先生を苛立たせたと思う。ここで表現を変えて!って言われてもできない。

教える方にしたら、簡単なことなのに。大きな音が出る、小さな音を出す。触り方で音がかわるのは、体感したらそれでできるはず、と思う。

まずは同じ土俵に立つためにピアノを買うことにした。アップライトピアノ。それで、少しましになった。それでもやっぱり酷く叱られる。先生を簡単に変えるわけにもいかない気がした。本人に聞くと、厳しくても構わない。気にならない。厳しく指導してもらっても、自分がよくなるならいいというのだった。けなげ。。。。。。気楽にやってもいいのに、この子はサボるということを知らない。

譜面は書き込みで毎回真っ黒になるので、何枚かコピーを取って、書くところがなくなったらまた新しいのに変えた。コピーも同じサイズではなくて、拡大コピーだ。転調したり、曲のリズムが変わるところには、可愛いシールを貼った。目がよく見えてないらしいのはわかっていたが、その時はまだ致命的だと思っていなかった。こどもだから、こんなものだと学校でも言われていた。

それで、こどもはいいというけれど、喜びは全身で表現するけど、あまり苦しいとか悲しいを表出しない子なので、トラウマになっているかもしれないし、と思って塾に行き始めるという4年生の春、ピアノはやめることにした。ほかの先生を見つけてもよかったが、しばらくそんな気になれそうになかった。

どんな間違いをするかというと、うまく行かなかったところを指摘され「これこれこうするのよ」という指示が出る。その通りやろうとするが、さきほどミスした通りの弾き方しかできない。まったく新しい弾き方に即座には馴染めないのだ。そうしてなんどやっても同じなので、先生がキレる。

こんな時は、いちど深呼吸するとか、リズムを歌ってみるとか、音を歌ってみるとか、違うアプローチをすればできるのだが、先生は教えるのはあまり好きではないのだろう。うまくいかなかった。

そのダメだったフレーズは、一晩寝るとさらりと弾けるようになる。苦労した分、翌日の見返りははっきり目に見えた形になった。明日まで待ってください、というわけにもいかない。この先生の指導でコンテストに入賞する方もあるわけだけど、それってきっとその子自身に才能があって、教えることは何もないのかもしれない。

そういう反省もあるのだけど、素晴らしいスキルを持っている人というのは、どういう仕事をすれば、どんな結果がが出るか知っているわけで、技術というのは上手い人に習うのが早道だと思っているマムは、やっぱり海外留学の経験があるような人(ピアノというのは西洋の文化だから)を選び、13歳の春、再度ピアノをはじめることにしたのね。

 

 

 

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