海馬と受験

みかんは小学校4年からから、受験塾に通った。おそろしく難しいことをやる超進学塾。中学校でやる図形や方程式を算数的に解くというスタイル。

普通の公立中学は内申が息苦しそうだし、みかんにはのびのび育ってほしかったからだ。しかし、夜も遅いし、難読症的なみかんには、もっと先にやること(読書とか、眼の動きを治すとか)があると思って、全教科はやらせず、数学と理科だけにした。そういうのもよくなかったかもしれない。環境は富んでいる方がいい。2割しか理解できなくても、0よりはずいぶんマシだ。

現に、小学校の成績は一気に満点になった。なにせ学校と塾のカリキュラムは乖離していた。難しいことをやれば、そちらは極端な話2割の理解でも、小学校の方はその2割で全てがカバーできるといった具合だった。しかし、時々誤読して回答をミスしていたのが不思議だった。

ゆっくりやったら理解できると普通は思う。しかし、みかんなんかの場合、ゆっくりしていると前に言われたことが抜けていくので、けっきょくよくわからん、ということになっていたのかもしれない。塾はスピードが早いから頑張って集中しないとついていけない、これがよかったのかもしれない。

理科などは、なんにもしなくても塾で聞いてきたことを丸暗記していて、宿題もたいしてやらないのに小テストもけっこうよかったようだ。←ここで本気を出さないわたしって(苦笑)

塾が終わるのは夜10時。10時までに寝て9時間くらい寝ないと海馬の成長を阻害するという研究結果(瀧 靖之 東北大学教授)。海馬の発達は、12歳くらいまでの睡眠時間の量に比例するという研究結果があると聞いては、とても行かせる気にはなれなかった。いまでもじゅうぶんヤバいのに、これいじょうバカになったら困ると思って、5年の終わりに自宅学習に切り替えた。

自力でできるところまで、やってみてだめだったら、仕方ない。それにしても、かなり取り組んだ。それでも通らなかったことがわたしには疑問だった。類題は十分やったよね?不明なところもみんな潰したよね?

日の勉強時間は、5時間を超え、土日は15時間くらいやっていた。もちろん自宅勉強なので効率のわるさもあるだろう。社会の暗記ものはいまひとつだった。いっしょにやっている私の方が皆先に覚えてしまう。

概観するとか、通読するとか、そんな芸当はのぞめなかった。過去問もずいぶん解いてがんばったが、どうも結果がよくない。

中受に受からなかったのを見て、ほんとうに不思議に思った。算数はかなりのレベルのものまで解いていたが、図形が得意で文章題が不得意という一般的な女子とは異なる様子だった。そして、読解は訓練しても結果があまりよくなかった。選択問題のスキルをつけても、手が勝手に違う答えにチェックを入れて、脳で指令したことと手が出す動きが異なっているようだった。

引越しをすることを考えて、国立を受けていた。国立の問題は比較的やさしく、基礎問ばかりが並んでいたし、当然受かるだろうと思っていた。みかんは、国立の問題を見て嫌った。国語は書かせる問題が多くて、苦手だったようだ。私はそれくらいはこなせると思い込んでいた。

 

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